まず、皆さんに謝らなければなりません。
オープンキャンパスの情報、全国行こうとしたら、途中で頓挫してしまいました。
楽しみに待っておられた方、大変申し訳ございません。
本当に申し訳ございませんでした!
まとめるのに時間的な余裕がなかったのが最大の理由です。
大学側の具体的な予定の発表のタイミングや、そもそもの大学の数…。
これは一人でできる作業ではないと感じました。
どうりで個人でこんなことをしていた人がいなかったわけです。
さらに私個人の話をすると、この夏からグッと家庭教師を始める家庭が増えてしまい、現在9世帯11人の生徒を抱えることとなりました。
逆に家庭教師をしながら触れられる情報や体験も、こちらのブログで紹介できるので、それは良しなのです。
ただ…
日曜日以外夜忙しくなってしまい、ブログを書く時間を考えなければならなくなりました。
でも頑張っていきたいと思います。
変わらぬ愛顧よろしくお願いいたします。
1・2年生にとって9月とは…
3学期制であれば、2学期がスタートしたことになります。
そうでなくとも、夏休みが終わって、学校が再開されたこのタイミングで、新たなスタートを切ることになることには変わりないでしょう。1・2年生が9月に行うことについて、以下のとおりにまとめてみました。
新たな目標の設定
新たな期間のスタートとなりましたので、いわゆる1学期を受けて、新しい取り組みを始めやすい環境となります。そこで、新たな目標の設定をすると良いでしょう。
- 1学期にできなかったことを、今度こそ実現すると決める
- 逆に1学期、あるいは夏休みにうまくいったことを、継続して守っていく
- 今までやってこなかったことに挑戦する
- 成績のアップを計画する
進学希望校の研究を始める
高校での学習に慣れてきたところで、それが大学受験とどう関わっていくのかを意識するようになると良いでしょう。
どの教科がお子さまは得意なのか?
それによって大学の学部を絞り込めます。
そうすればどの教科にどの程度力を入れるべきかが判断できるでしょう。
とくに1年生のお子さまの場合、この2学期中に進路調査や2年次の選択科目調査が行われるはずです。
これは、単純に2年次のクラス編成のための予備資料とするためです。
また、選択科目調査は、たとえば「理科は物理と生物のどちらを履修することにするのか?」などの調査です。
皆さんご存じのとおり、たとえば理科の科目の選択を間違えると、希望する学部の選択ができなくなる場合があります。
◯物理…工学部・理工学部・建築学部など
◯生物…医学部・薬学部・看護学部・農学部・水産学部など
つまり、機械を作るのに物理を学ばなければいけません。物理を学んでいない人は家を設計できないでしょう。
生物を学ばずに看護師などを目指せないでしょう。
なぜ選択科目調査を秋に行うのかというと、それは教科書に理由があります。
各学校は、次年度に必要な教科書の冊数を上へ報告して、教科書を確保する必要があります。
その届け出を秋に行う必要があるわけです。
そして次の春に過不足分なく教科書が正確に送られてきます。
ですから、安易に科目変更ができません。
9月からの期間、お子さまの将来目指す道について確認をしてみましょう。
意外と大切なところを考えていないこともあります。
部活動への注力
学校が再開することで、部活動も活発となります。
また、2学期の期間に、多くの部活が大会やコンクールを控え、それに向けて練習をたっぷりとしていくことでしょう。
大学を目指して勉強じゃなかったの?
そう疑問に思われる方も多いと思います。
けれども、一般社会を見てください。
会社の中で大切なのは仕事をするための学力だけですか?
社員間のチームワークやコミュニケーションなどがもてなければならないのではないでしょうか?
部活動はそれを可能とし、伸ばしてくれます。
会社によっては、部活動の経験がある人を重視するところもあります。
それはそのような資質を伸ばしてきたと見られるからです。
そして、 部活動を勧めるもう一つのポイントは「推薦入試」です。
大学の推薦入試ではとくに「書類審査」があります。
一昔前までは推薦入試だけでしたが、最近は国公立大学の一般選抜ですら書類審査を行い、高くて10%分の得点化を行っているので、バカにはできません。
その書類審査とは、とくに「調査書」の内容であり、その中に部活動などの欄があり、その部活動の中でお子さまがどのような取り組みや立場にいたか、どのような実績があるか(最低でも都道府県大会で賞を受けるレベル)などを情報化されます。
ですので、積極的に部活動に取り組むことは大切です。
体力や精神力をつける
大学受験は頭の戦いだけでなく、体力や精神力が必要です。
季節の変わり目、気温が下がり始める季節、雰囲気的に徐々に寂しくなってくる季節
秋はそのような「変わり目」の時期です。
9月の段階から、体力や精神力を安定させること、またそれを実現した生活を送ることが求められます。
そしてそれを安定させられる人は、十分に集中して学習に取り組めるのです。
2学期の罠
2学期は3つの学期の中で最も長い期間であり、良くも悪くもその学年を決定する時期とも言って良いでしょう。
特に2学期に注意をすべきこともありますので、以下にまとめてみました。
よく言われる「2学期の中だるみ」
これは随所で言われています。
あたかも全員がそうなるかのようにある意味呪文のように言われ続けます。
「中年のお腹のたるみ」くらい警戒をする必要がありそうだね
やめなさい!
「中だるみ」という言葉が出てくるということは、気持ちの上で油断をしやすいというニュアンスがあります。
1学期は、とくに1年生にとっては本当にそこから高校生活を始め、慣れない習慣や初めて顔を合わせる同級生たち、部活動では厳しい先輩との関わりなど、緊張を強いられてきたでしょう。
2学期は1学期が終わり、ある程度過ごし方ややり方がわかって来て、良くも悪くも要領良くなります。
問題はその「慣れ」を効率よくさばき、より多くのことをこなそうと思うのか、慣れた分手を抜いてゆったりしようと思うのかで分かれてきます。
9月になり、新しいピリオドのスタートを切ったわけですが、お子さまはいったいどちらのパターンに当てはまるでしょうか?後者でないことを祈ります。
ここはマインドの問題だと思います。慣れたからより短く片付ける癖をつけ、今までできなかったことも新たにやっていこう、あるいはより深い学びをやっていこうなどという考え方ができるように、あるいはそのような考え方がそもそもあるのだと気づかせてあげるのが、親御さんのできることでしょう。
定期試験の点数はほとんど落ちる
これは以前の記事で書かせていただいたことですが、お子さまの定期試験の点数は、1学期のときと比べて通常は下がります。
そんなに決めつけた言い方するな!
という声が聞こえてきそうです。
ただ、それは親御さんは知っておいていただきたいことです。
ではなぜ点数が落ちるのか?
それは以下のとおりです。
お子さまの点数が下がる理由
- 1学期よりも2学期の履修内容が難しいから
- 試験範囲が7月からの内容となり、時期的にも広い
- 授業が進むのが速くなる
- お子さまが行っている学習量では対応できなくなる場合がある
- 部活動との両立が厳しくなっている
- 苦手な教科が出てきて、モチベーションが下がった
やはり授業の内容が難しくなることが、最大の理由であることが多いです。
もしお子さまの学力の確保ができたかどうかは、点数ではなくクラス(あるいは学年)平均点との差を見てください。
テストは当然難易度によって平均点は変動を起こします。
逆に1学期に点数を取らせる先生も多いため、むしろ1学期がサービスだったと考えるべきです。
人間関係の変化
クラスや部活動などにおいて、新学期になって環境も変化したり、各人の取り組みや姿勢が変わってくるあたりで、人間関係にも変化が生まれることがあります。
今まで仲良くしていた仲間が冷たくなったり、お子さまではなく他の人と関わるようになってきたりすることもあるでしょう。
これはお子さまにしてみれば、納得のできないことであり、悲しいことです。
それをきっかけにお子さまの元気がなくなったり、会話をしようとしなくなったり、ひどい時には学校へ行きたくなくなったりすることでしょう。
もしお子さまの様子が変だと気づいたときは、すぐに担任の先生と相談をしたり、お子さまを追い詰めないように声をかけてあげたりしましょう。その際の言葉は非常に難しいです。「最近どう?」「何かあったの?」といったド直球な質問は避け、「大変そうだけど、いつでも応援しているよ」「お母さん(お父さん)は○○の味方だからね」といった、安心感を与える言葉を選びましょう。
もしお子さまの様子が気になるものの、どうすればよいのかわからないときは、ブログ主までメッセージをください。
まとめ
1・2年生にとって、9月は長い2学期のスタートの時期です。そして、それぞれの学年の運命を変えるポイントとなります。充実した学年を過ごせるかどうか、また今後上昇気流に乗るか、下降していってしまうのかの分かれ道ともいえます。
学習もレベルが上がっていきます。それについていけるような学習を毎日展開するようにしましょう。
そして、来るべき大学受験に備え、情報を集め、お子さまの学習の再点検をしてみてはいかがでしょうか?
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