共通テストまで残り1か月。この時期は、受験生であるお子さまだけでなく、サポートする親御さんにとっても、精神的・物理的に大きな負担がかかる時期です。不安や焦りから、お子さまとの間にすれ違いが生じることも少なくありません。
ブログ主全国の親御さん方、日頃のお子さまへのケア、お疲れさまです。
いよいよ正念場に突入しますね。
この記事から何かのヒントを得てくだされば幸いです。
本記事では、この時期に親御さんが抱えがちな10の悩みに寄り添い、「お子さまの力を最大限に引き出す」ための具体的なサポート方法を、信頼できる情報に基づいて解説します。
1. メンタル・プレッシャーに関する悩み
① お子さまの精神状態の波への対処法がわからない
共通テスト直前の時期、お子さまの精神状態は非常に不安定になりがちです。「普段は冷静なのに急にイライラし始めた」「勉強に集中できず落ち込んでいるように見える」といった感情の波に、親御さんはどう接すれば良いか迷うことでしょう。



1.たたかう
2.はなしあう
3.にげる



RPG(ロールプレイングゲーム)かよ!
この時期、お子さまの心は「自分の心がなぜこんなふうになってしまっているのかがわからない不安」に苛まれている状態です [1]。親御さんにできる最も重要なことは、「自宅は唯一ダラダラできる場所」と理解し、お子さまの感情を冷静に受け止めることです [2]。
| お子さまの状態 | 親御さんの適切な対応 | 避けるべき行動 |
| イライラ、八つ当たり | 「そうか、大変だね」と共感し、静かに見守る。 | 感情的に言い返す、原因を追及する。 |
| 落ち込み、不安 | 「話を聞くよ」と声をかけ、ただ傾聴する。 | 「大丈夫だよ」「気にしなくていい」と安易に励ます。 |
| 勉強への集中力低下 | 「体調が悪いのかも」と休息を促す。 | 「勉強しなさい」と叱咤激励する。 |



親御さんは何かとアドバイスをしたがります。
けれどもそれが逆効果になることも多いです。
言わないでいた方がむしろ良かったということもあります。
その親御さんの中にある「当たり前」をまずは取っ払ってみましょう。
② 親としてかけるべき声がけや励ましの言葉がわからない
「頑張れ」という言葉がプレッシャーになるのではないか、成績について話していいのかなど、良かれと思ってかけた言葉が逆にお子さまを追い詰めてしまうのではないかと不安になる親御さんは多いです。



う~ん、気持ちはわかりますねぇ!
受験のプロは、この時期の親御さんの役割を「メンタルサポート」と断言しています [3]。お子さまの力を最大限に引き出す「賢い声かけ」の極意は、「合格・不合格」以上の大切なことを伝えることです [4]。
親は、合格・不合格という結果以上に、「あなたが努力した過程を一番近くで見ていたよ」というメッセージを伝えるべきです。このメッセージこそが、お子さまの自己肯定感を支え、本番で力を発揮する土台となります。
具体的な声かけとしては、「いつもありがとう」「体調はどう?」「ゆっくり休んでね」など、お子さまの存在そのものを肯定し、体調を気遣う言葉を選びましょう。成績に関する話題は、お子さまから切り出さない限り、避けるのが無難です [1]。
2. 家庭内での環境・サポートに関する悩み
③ 最高のコンディションを保つための食事・健康管理の方法がわからない
入試本番でベストパフォーマンスを発揮するためには、体調管理が最重要ミッションです [2]。親御さんがサポートすべき健康管理の基本は、「感染症対策」「食事」「生活サイクル」の3項目です [5]。



とくにお母さん、ここは出番ですね。
【食事のポイント】
•バランスの取れた食事: 抵抗力を高めるため、特定の食品に偏らず、主食・主菜・副菜を揃えたバランスの良い食事を心がけましょう [6]。
•試験当日の朝食: エネルギー源となるご飯やパンなどの炭水化物と、集中力を高めるタンパク質(卵、魚、肉)を組み合わせるのが理想的です [7]。
•消化の良いものを: ストレスで胃腸が弱りがちなため、揚げ物や脂っこいものは控え、消化の良いものを中心にしましょう。
【感染症対策のポイント】
•手洗い・うがい・換気の徹底: 基本的な感染症対策を家族全員で徹底します [5]。
•十分な休養と栄養: 抵抗力を高めるためには、十分な睡眠とバランスの取れた栄養が不可欠です [6]。



健康あっての受験です。各教科面の準備だけでなく、体の調子もきちんと良好な状態をキープする必要があります。
④ 家族の生活音や行動が、お子さまの集中を妨げているのではないか
「下のお子さまの遊び声がうるさいのではないか」「テレビを見るのを控えるべきか」など、家族全員の生活様式をどこまで受験生中心にすべきか悩む親御さんもいます。



一般的には、通常の家庭学習については、個室でなく家族がいる居間で学習した方が、学習効果が高いと言われていますが、それはそれで大勝負の前は神経質になりやすいため、小さなことも気になってしまうお子さまも一定数います。その許容度をよく見極めるのも親御さんの仕事ですね。
お子さまにとって、自宅は「唯一ダラダラできる場所」であり、過度な緊張から解放される場所であるべきです [2]。家族全員が息を潜めるような環境は、かえってプレッシャーになる可能性があります。



家族の方がストレスにならないようにね!
•静かにすべき時間帯を明確にする: お子さまの生活サイクルに合わせて、「この時間帯は静かにする」というルールを家族で共有しましょう。



お父さん:午前0時から午後12時まで!



いや、それは可哀そうだろ!
•個室の環境整備: お子さまの部屋の防音対策(耳栓の用意など)をサポートし、集中できる環境を整えます。
•親御さん自身のリラックス: 親御さんが過度に気を使いすぎると、その緊張がお子さまに伝わります。親御さん自身もリラックスする時間を持つことが大切です。
3. 勉強・成績に関する悩み
⑤ 直前期に成績が伸び悩み、焦りを感じている
共通テスト直前期に過去問の点数がなかなか安定しない、A判定が出ないといった状況は、親御さんにも不安を伝染させます。しかし、この時期の成績の伸び悩みは、「成績が上がる子の共通点」であるとも言われています [8]。
親御さんは、お子さまの努力を認め、「冷静に受け止めて、ポジティブな声かけを心がける」ことが重要です [2]。お子さまが最も不安なのは、「本当に間に合うのか」という点です。親御さんが焦りを見せると、お子さまの不安はさらに増幅します。
⑥ 直前期の勉強の進め方や優先順位について、お子さまにアドバイスすべきか迷う
「苦手科目を潰すべきか、得意科目を伸ばすべきか」など、お子さまの勉強計画の妥当性について、口出しすべきか見守るべきかの線引きに悩むのは自然なことです。
しかし、受験のプロは、親御さんが勉強法についてアドバイスするのは「愚策」である可能性が高いと指摘しています [9]。お子さまは、これまで塾や学校の先生と相談しながら、自分なりの計画を立ててきたはずです。
親御さんは、「計画の実行をサポートする」役割に徹しましょう。
•計画の可視化: お子さまの目標と志望校を確認し、合理的で実現可能な計画を「共に」考える姿勢は大切ですが、具体的な勉強内容には立ち入りません [3]。
•見守る姿勢: お子さまの判断を尊重し、信頼して見守る姿勢が、お子さまの自律性を育み、最後までやり抜く力につながります。
4. 出願・手続きに関する悩み
⑦ 共通テスト後の私立大出願や二次試験対策をいつから始めさせるべきか
共通テストの自己採点結果次第で出願先が変わるため、いつから二次対策にシフトし、いつ最終出願先を確定させるかのスケジューリングは非常に重要です。
•共通テスト直後: 共通テストが終わったら、すぐに自己採点を行い、共通テストリサーチの結果を待ちます。
•二次試験対策へのシフト: 共通テスト後、国公立大の2次試験対策や私立大学の過去問演習にすぐにシフトする必要があります [10]。特に私立大学の入試は共通テスト直後から始まるため、共通テストが終わったら、まず併願校の過去問を解くことが推奨されています [11]。
•出願の確定: 国公立大2次試験の出願期間は、共通テスト後(例年1月下旬から2月上旬)と短いため、リサーチ結果を参考にすみやかに出願校を決定する必要があります [12]。
⑧ 受験校の選択(安全校・挑戦校)に関して意見が対立している
親御さんは手堅い進路を勧めるが、お子さまは挑戦したいという意思が強く、意見が衝突するケースもあります。出願先を巡って親子関係が悪化することは避けたいものです。
このような意見の対立を解決する鍵は、親子のコミュニケーションです [13]。
1.お子さまの希望をよく聞く: なぜその大学に挑戦したいのか、お子さまの「熱意」と「将来の目標」を理解することから始めます。
2.親の希望を論理的に伝える: 親御さんの希望(経済的な理由、将来の安定性など)を感情的にならず、論理的に伝えます。
3.「受験の地図」を一緒に描く: 事前に「親の希望」「お子さまの希望」を整理し、安全校・実力相応校・挑戦校をバランス良く配置した「受験の地図」を一緒に作成することで、対立が和らぐケースが多くあります [14]。
5. 費用に関する悩み
⑨ 受験料や宿泊費など、想像以上の費用負担に家計が耐えられるか不安
共通テスト、私大、国立二次と立て続けに発生する受験料や、遠方受験の際の交通費・宿泊費など、具体的な費用が家計を圧迫していないかという現実的な悩みは、親御さんにとって非常に切実です。
東京私大教連の2024年度調査によると、自宅外通学者の「受験から入学までの費用」は231万4,781円と過去最高を更新しており、9割以上の家庭が入学費用の負担を「重い」と感じています [15][16]。
特に、共通テスト直前期に発生する受験費用(受験料・交通費・宿泊費)は、自宅外通学者で平均273,800円と、前年度より増加傾向にあります [15]。
| 費用の種類 | 目安となる金額 | 参照元 |
| 共通テスト受験料 | 18,000円(3教科以上) | [17] |
| 国公立大学受験料 | 34,000円(前期・後期) | [17] |
| 私立大学受験料 | 10万円前後(3~4校受験の場合) | [17] |
| 交通費・宿泊費 | 遠方受験で10万円程度 | [17] |
| 自宅外通学者の「受験費用」平均 | 273,800円 | [15] |
| 自宅外通学者の「受験から入学まで」の費用総額 | 231万4,781円 | [15] |
親御さんは、この現実的な費用を把握し、事前に資金計画を立てておくことが、不安を軽減する最善策となります。
まとめ:親御さんの「信頼」がお子さまの最大の力になる
共通テストまで残り1か月。この時期、親御さんが抱える悩みは、お子さまへの深い愛情と、将来への真剣な願いから生まれるものです。メンタルのサポート、健康管理、そして出願手続きの準備といった多岐にわたるサポートは、お子さまが最高のコンディションで本番に臨むための「縁の下の力持ち」となります。
最も大切なのは、お子さまの力を信じ、静かに見守る姿勢です。過度な干渉やプレッシャーは避け、自宅を「唯一リラックスできる安全基地」として提供することに注力してください。
受験は、お子さまが自らの力で乗り越えるべき試練ですが、親御さんの「信頼」という名のサポートは、お子さまの背中を力強く押す最大のエネルギーとなります。この1か月間、親御さん自身も心身の健康を保ちながら、お子さまの努力を温かく見守りましょう。
すべての受験生と、それを支える親御さんの成功を心からお祈り申し上げます。



共通テストまであと少しです!
がんばっていきましょう!
参照元
[1] やっと上向きになってきたメンタル (https://fumiax.hatenablog.com/entry/2023/10/30/155118 )
[2] 【共通テスト直前!】親ができる受験生サポート完全ガイド! (https://note.com/juku_support/n/nb74f1d6d485c )
[3] 【大学受験】親ができること7つ!子どもがやって欲しいこと! (https://yobikou-online.com/blog/mental-hogosya/ )
[4] 共通テスト直前!「賢い親」が子どもにかける言葉 (https://toyokeizai.net/articles/-/726485 )
[5] どうしたらいい?家庭でできる受験生の体調管理・感染症対策 (https://benesse.jp/juken/202210/20221013-1.html )
[6] 受験シーズンの体調管理と感染症対策 (https://psft.co.jp/navi/health-prevention/819/ )
[8] 【テストの成績が伸びない時に読む記事】親ができる“たった2 (https://takafumi-amano1.com/?p=381 )
[10] 共テ後の勉強の流れをチェック!ポイントを押さえて得点アップ (https://www.takeda.tv/matsumoto/blog/post-243357/ )
[11] 「共通テストが終わったら、まず併願校の過去問を解け!」合格 (https://diamond.jp/articles/-/316296 )
[13] 親に進路を否定されたときは?進路選びで親との対立 (https://kanto-koudai.com/blog/parent-path-conflict/ )
[16] 大学受験から入学までにかかる費用はどれくらい? (https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/764.html )
[17] 受験や大学生活っていくらかかるの? | 入試の基礎知識 (https://www.keinet.ne.jp/exam/basic/proceed/cost.html )

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