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【悩み】子供が自分で考えようとしないが、どうすればよいですか?

kangaenai

大学受験という大きな壁を前に、お子さまが「考えようとしない」と悩んだことはありませんか?親としては、もっと積極的に考え、行動してほしいと願うものです。しかし、焦りや不安からつい感情的に接してしまうと、親子関係が悪化し、状況を悪化させてしまうことも。

この記事では、「考えようとしない」というお子さまの行動の背景を探り、親がどのように向き合えば良いのか、具体的な方法を紹介していきます。

目次

考えようとしない行動の背景

まず、お子さまが考えようとしない理由を理解することが重要です。いくつかの可能性を挙げ、それぞれの特徴や対処法を説明します。

思考力・問題解決能力の未発達

まだ思考力や問題解決能力が十分に発達していない場合、目の前の課題に対してどのように考えれば良いのかわからないことがあります。お子さまが何か判断を起こすにも、その引き出しが少ないために、どう行動すればよいのか悩んでいる状態である場合が多いでしょう。

この対処法は以下のとおりです。

具体的な質問を投げかける

このようなときにお子さまは、どのように行動すればよいのかの判断がつかない状態です。その場合、抽象的な質問よりも、具体的な質問を投げかけることで、自分なりに考えて行動を起こし始められます。

一緒に考え、ヒントを与える

一緒に問題に取り組むことで、思考のプロセスを学び、問題解決能力を向上させます。すべて答えを言ってしまえば簡単ですが、それではお子さまにとっての成長はありません。お子さまがわかる範囲で段階的にフォローをすることがコツです。

自信喪失

過去の失敗体験から自信を失い、考えることを放棄してしまうことがあります。

人間はやはり失敗はしたくありません。ですから、失敗の可能性のある行動はすべてリスクがあるととらえてしまいがちです。

この対処法は、以下のとおりです。

小さな成功体験を積ませる

いきなり大きな事や複雑なことは行動に移しづらいでしょう。その工程を小さく分解し、その小さな課題を与え、少しずつ達成感を味わえるようにします。また、これにより成功回数が増えますので、お子さまはより自信をもてるようになるでしょう。

過程を褒める

テストなどではどうしても正解か不正解かという2択で判断をしがちです。けれども、1つの項目や問題に対しての正解への道筋は、いくつかの内容が組み合わせられていることが多くあるものです。

ですので、結果だけでなく、努力や過程も褒めることで、自信を育みます。

これはとくに女性のお子さまには効果的であるといえます。

過去の成功体験を共有する

過去の成功体験を語り、自信を取り戻せるようにします。
お子さまは行動を起こしたいのに、それに自信が持てないのです。
親御さんが背中を押してくれれば、お子さまは力を再び得られるでしょう。

「前は○○でうまくいったから、今度だって大丈夫」と自信をもって言ってあげましょう。

課題への興味・関心の低さ

課題そのものに興味や関心がない場合、考える意欲が湧きません。
これは大人でも同じでしょう。「○○する意味はあるのかなぁ?」と疑ってしまうことにはやる気はなかなか起きないものです。

この対処法は、以下のとおりです。

興味・関心を高める

課題と関連する動画や記事を見せるなど、興味・関心を高める工夫をします。
このブログの中の人は、歴史があまり興味をもてていませんでした。けれども最近は質の高いYouTube動画があり、わかりやすく解説をしてくれたり、地図や資料がわかりやすく提示されるので、非常に楽しく見れるようになり、興味も以前よりも高くなっています。

ブログ主

そ!

みらい研修生

それだけのために出てくるなよ!

課題の意義を伝える

課題に取り組むことで得られるメリットや将来への繋がりなどを伝えます。
よく挙げられるのが、苦手な教科を勉強する意義がもてずになかなか勉強する気が起きないときに、実はそれを勉強すると役立つことが多いと知ったら、前向きになったという話があったりします。

選択肢を与える

課題の選択肢を与えることで、主体性・自主性を育みます。何もないところから考え出せというよりも、いくつかの選択肢の中から選ぶとなると、かなり楽になるので、お子さまは行動を起こせるようになります。

所長

みらい研修生、お勉強が苦手なようだね

みらい研修生

だって嫌いなものは嫌いだもん!

所長

じゃあ、次の中から選んでみよう

みらい研修生

何?

所長

①予備校でみっちり夏期講習
②毎日課題が終わるまで魚をおあずけ
③シャチ先生のところで30日間外出禁止で勉強の修行

みらい研修生

……

過度な親の干渉

親が過度に干渉し、考える余地を与えないことで、お子さま自身が考えることを放棄してしまうことがあります。
これはお子さまに原因があるのではなく、親御さんに問題があるといわざるを得ません。
あまりにたくさんのことをお子さまに求めすぎると、お子さまは考えなくなります。

この対処法は、以下のとおりです。

自分で考えさせる

なぜ親御さんがどうしても口を挟みたくなるのかというと、その方が早いからです。
また、親御さんの思うとおりにコントロールしやすくなります。

けれども早く解決できればそれでいいということではありません。
そもそも人を成長させるには、無駄な時間も必要でしょう。
答えをすぐに教えるのではなく、自分で考えさせる時間と空間を与えます。

意見を尊重する

また、お子さまは親御さんとは異なる人格や能力があります。
お子さまに自分の希望や期待を押し売りしてはなりません。
お子さまの意見を尊重し、否定せずに受け止めることが、お子さまを生き生きとさせるために必要でしょう。

自主性を促す

また、何でも親がお膳立てをしたり、計画を示したりすれば、お子さまは考えなくなり、自分の事として行動を起こさなくなります。
家事や勉強など、自分で判断して行動できる機会を増やします。

また、行動をすることによって、その中で考えたことや気づいたことが、お子さまの経験として積み上げられていきます。そして、その中の失敗や反省が、次のお子さまの行動で生かされていき、徐々にブラッシュアップされていくことでしょう。

親が心がけたいポイント

「考えようとしない」お子さまに接する際には、以下のポイントを意識しましょう。

  • 焦らず、根気強く待つ

すぐに結果を求めず、長い目で見て待つことが大切です。

  • 感情的にならず、冷静に接する

感情的になると、状況が悪化する可能性があります。

  • お子さまの気持ちに寄り添う

否定せず、共感を示し、理解しようと努めましょう。

  • 「考える」ことの大切さを伝える

具体的な例を挙げて、説明しましょう。

  • 「できたこと」を褒める

些細なことでも、努力や成果を認めましょう。

  • 一緒に考え、サポートする

常に寄り添い、必要なサポートを提供しましょう。

おすすめの取り組み

お子さまの思考力・問題解決能力を育むために、以下の取り組みがおすすめです。

ディスカッションや議論の機会を増やす

家族や友人と意見交換をすることで、思考力や論理的思考能力を鍛えられます。
たとえば家族でニュースを見ているときに、「○○についてどう思う?」「どうして○○は起きてしまったんだろうね?」「○○はどうすれば解決するのかな?」などとさりげなく投げてあげたりする方法もあります。

ペンタ助手

でも毎回頻繁にやると、お子さまにとって息苦しくなるから、あまりガチでやり過ぎないのがコツです

読書や映画鑑賞

さまざまな作品に触れることで、知識や想像力を養い、思考の幅が広がります。
このような作品は、他者になりきることで、その人の立場での思考を体験できるという効果があります。

また、作品での独特な表現方法も学べ、言葉などの表現力を高められます。

クイズやパズル

楽しみながら思考力や問題解決能力を鍛えられます。
それらの答えや完成に結びける過程を訓練できます。

また、さまざまな教養や思考力を高めることができるでしょう。

まとめ

「考えようとしない」というお子さまの行動は、様々な要因が考えられます。親としては、焦らず、根気強く、お子さまに寄り添い、適切なサポートをすることが大切です。

今回紹介したポイントや取り組みを参考に、お子さまの思考力・問題解決能力を育み、主体的に考え、行動できるよう導いていきましょう。

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