大学受験において、小論文はますます重要な役割を果たしています。近年、大学入試改革の影響で、小論文試験を導入する大学が増えており、合格するためには高い小論文スキルが求められます。
しかし、多くの受験生は小論文対策を軽視し、3年生になってから慌てて対策を始めるケースが多く見られます。これは非常に危険なことです。なぜなら、小論文力は短期間で劇的に向上させることは難しく、早いうちから対策を始めることが重要だからです。
そこで今回は、3年生になる前に小論文対策を始めた方が良い理由について、詳しく解説していきます。
小論文とは?
大学入試において、特に「推薦型選抜入試(かつての推薦入試)」や「総合型選抜入試(かつてのAO入試)」において課せられる入試方法に小論文があります。
これはあるテーマについて文章を書いていくものですが、どのような内容であるか、どのような文を小論文と呼べるのかなどについてはなかなかわかりづらいものがあります。
まずは、小論文とはどのようなものをいうのかについて紹介します。
小論文とは小さな「論文」
よく疑問にもたれることとして、「作文とどう違うの?」というのがまず挙げられます。
それは名前が示しているとおりで、小論文はあくまでも「論文」なのです。
これはつまり、「文章の内容が客観性のあるもの」でなければならないということを意味しています。
そう考えると、作文はあくまでも主観的なものであり、自分がどう言動をしたのか、どう思ったのかなど、自由に書けます。ですから、小論文は作文とは正反対のものといえるかもしれません。
分を書くときに必要なものとして「文章力」という言葉で片づけがちな要素がありますが、小論文の場合、それは「読む人を納得させる力」となるでしょう。しかもそれは感情的に訴えるものではなく、理論によってであるということはいうまでもありません。
小論文にはいろいろな型がある
さて、小論文にはどのようなタイプの形式があるのでしょうか?これはさまざまです。
テーマ型
1つのあるテーマが提示され、それについての意見を書いていく形式です。
たとえば
「少子高齢化社会における社会保障制度のあり方について論ぜよ。」
「AIの発展が社会に与える影響について論述せよ。」
などについて書かせるものです。
- 特徴:自由度が高く、自分の意見を展開しやすい。
- 対策方法:テーマについて多角的に考え、自分の意見を明確にする。
課題文型
最初に書かれている課題文を読んで、その内容を要約したり、課題文に対する自分の意見を述べたりする形式です。
現代文の問題をイメージしてくださると良いでしょう。
たとえば、
「以下の文章を読んで、著者の主張について論述せよ。」
「以下の統計資料に基づいて、日本の教育問題について論ぜよ。」
などです。
- 特徴:課題文の内容を正確に理解し、自分の意見を論理的に展開する必要がある。
- 対策方法:課題文を丁寧に読み込み、内容を正確に理解する。
資料分析型
グラフや表などの資料を読み解き、その内容に基づいて自分の意見を述べる形式です。
たとえば、
「以下のグラフに基づいて、日本の経済成長戦略について論述せよ。」
「以下の表に基づいて、日本のエネルギー政策について論ぜよ。」
などです。
- 特徴:資料の内容を正確に分析し、論理的に考察する必要がある。
- 対策方法:資料の種類ごとに分析方法を理解し、論理的に考察する。
複合型
上記2つ以上の形式を組み合わせた形式です。
- 特徴:複数の形式を組み合わせたため、対応力が求められる。
- 対策方法:それぞれの形式の特徴を理解し、それぞれの形式に合わせた対策を行う。
近年は、課題文型や資料分析型、複合型が主流となっています。
小論文を書く決まり
小論文を書くのに、通常は原稿用紙に書くことが多いでしょう。
それは作文をイメージしてみるとわかると思いますが、文章を書くときの決まりに則って書かなければなりません。
次にその決まりについて解説します。
原稿用紙に書く決まりに準ずる
小論文は、原稿用紙の書き方を守りながら書く必要があります。主なポイントは以下のとおりです。
新しい段落は、1マス空けて書き始める
段落をつけて最初に書く字は、一番上のマスを空けて、2マス目から書き始めます。
っ、ゃ、ゅ、ょなどの小さな字はマスの右上に書く
「行った」「買った」など、促音(はねる音)の「っ」
「~でしょう」「チャンス」など、拗音(ひねる音)の「ゃ、ゅ、ょ」
「ウィーク」「フェンス」など、外来語で使う「ァ、ィ、ゥ、ェ、ォ」
といった「小さな字」は、その小さな字1文字で1マス内に書きますが、字はマスの中の右上の場所に書きます。
句読点は1マスの右上に書く
句読点(「、」や「。」)も1マスを使って、そのマスの右上の場所に書きます。
ただし、順当に書いたときに、これらの記号が次の行の先頭になってしまう場合は、前の行の最後の文字の下の枠外の空白の場所に書きます。
かぎかっこは1字扱い
誰かの言葉を表すときに、かぎかっこ
「 や 」
も1マスを使ってそれぞれ書きますが、今まで書いてきた行を改行して、その1マス目から書きます。
ことばの最後にはかっことじ(」)と句点(。)は1つのマスにまとめて書きます。
かっことじに関しては、句読点と同じく、次の行の1マス目に書くことになれば、前の行の最後の枠外に、句読点と一緒に書きます。
なお、普通のかぎかっこ(「 」)と二重かぎかっこ(『 』)は、次のような使い分け方をします。
かぎかっこ 「 」
- 誰かが言ったことや思ったこと
- 何かの引用
- 特別な意味を込めることばに使う
- 強調するために使う
二重かぎかっこ 『 』
- かぎかっこの中にかっこを使いたいとき
- 書名や作品名
数字やアルファベットの書き方
小論文は縦書きの場合が多いので、縦書きに限定して話をします。
数字を書くときには「アラビア数字」(0,1,2,3…)ではなく「漢数字」(〇、一、二、三、…)を使用します。大きな数を表すときには、「十、百、千、万、億、…」も入れて書きます。なお、西暦は千・百・十を使わずに数字をそのまま漢数字に変換する感覚で書きます。
アルファベットは、カタカナに表現できそうであればそれに直して書きます。
数字もアルファベットも、そのままの表記で書く必要がある場合は、どちらも寝かせて横向きに書きます。
ちょうど90°時計回りに回転をしたような書き方です。そのときは、数字は1マスに2桁、アルファベットは大文字だと1マスに1文字、小文字だと1マスに2文字、空白は1マス空けます。
文章は「で・ある調」で
文章には文体があり、主に「です・ます調」と「で・ある調」とがあります。
小論文では、論理性が重視されるため、表現的にもスッキリしている「で・ある調」で書くことが一般的です。
普通の作文や感想文では、どちらの文体でも許されることが多いですが、それが小論文が他の文とは異なる点のひとつです。
結局何字書けばよい?
小論文には字数制限があります。
それにはおよそ2つのパターンがあることを知っておきましょう。
1つ目は「◯◯字以内」、2つ目は「○○字程度」です。
一般的に言われているのは、次のとおりです
- 「○○字以内」は、指定字数の9割以上、指定字数まで
- 「○○字程度」は、指定字数の9割以上、1割増しまで
たとえば、指定字数をわかりやすく1000字としましょう。
そうすれば
「1000字以内」といえば900字~1000字
「1000字程度」といえば900字~1100字
となります。
1000字以内でといっているからといって、100字で終了したら、採点もしてもらえないで、門前払い(0点)を食らうことでしょう。
100字で許されると思って受験するのもなぁ…
逆に100字で要約するの、難しいと思うぞ
小論文の構成
では、小論文ではどのような文章にしていけばいいのでしょうか?
文章の大まかな作りのことを「構成」といいますね。
それをきちんと組み立てきれなければ、まとまりや説得力のない文章になってしまいます。
まずは、一般に言われている構成について、それから後半では、ブログの中の人独自の、あまり誰も紹介していない方法(言い過ぎ)について紹介することとします。
呼んだ?
書いてください。
あい。
小論文は「序論・本論・結論」の三部構成 ←一般的な方法
では、小論文の構成について、一般的に言われている方法について紹介します。
小論文はさまざまな形式のものがありますが、おおかたこの「序論・本論・結論」という構成に書こうと勧めるところが多いです。
序論の書き方
序論では、問題で提示された内容についての自分の意見の結論部分を伝えます。
要は最初に小論文の結論部分をいうのです。
よくいますよね、とめどもなく長ったらしく話をする人が。
それはそれでいいのですが、注意をして話の内容を聞いてみてください。ある発見があります。それは…
「結局何言いたいの?」となる
ということです。
小論文では字数も限られています。できるだけ短く的確に伝え、情報や考察の部分をしっかり確保したいのです。
しかも結論を先に書くと、読む人は「え?どうして?」となって、先を読みたくなります。
本論の書き方
さて序論で自分の主張を書きましたが、次にその根拠を示さなければならないでしょう。
なぜそう考えるのか?なぜそのような理屈になるのか?です。
この小論文で、本論は小論文全体の中の最も大切な部分だと考えて良いでしょう。
この文章で示される論理の良し悪しが、文章全体の質を示しますので、この部分の論理展開はかなり重要です。
ただし、もう一度言います。小論文は客観性がなければ認められません。
客観性とは何でしょうか?
それは「誰がどう考えてもそういう結論になる」という理屈や理論です。
ですから、自分が思っていること(これを人々は「主観」と呼びます)を全力で書くべきではありません。
あくまでも万人がそう判断する方向性を示していかなければなりません。
難しいですね。
「自分が考えて書いたんだから、それは主観じゃないの?」
と思いたくなります。
たしかにそうです。ただ、客観と主観の違いは何かというと、
他人大勢もそう思えば客観
なのです。
ひろゆきがあの言葉を言うかどうk…(自主規制)
それを頭に入れた上で、みんなが多くそう考えるであろう状況を考えていき、それを積み重ねていきます。
考察のポイント
・問題のテーマにはどんな問題点が潜んでいるのか?
・自分が結論として選んだ方のメリットとデメリットは何か?
・自分が提唱した考え方に対する反論はどんなことが考えられるか?
・自分が提唱した意見では、どのような結論が期待できるのか?
結論の書き方
自分の主張したい点は序論で書きましたが、本論での論理展開を通して、改めて結論を最後に書きます。
結論を最後に書くことによって、その文章の主張する点が明確になる上、冒頭で主張したことの強調にもなり、より印象が強くなるでしょう。
PREP法を利用した小論文の書き方 ←ブログの中の人が伝授する方法
さて、一般的な書き方をまず身につけましょう。
そうした上で、もう一つの形態を紹介します。
では、ブログの中の人、解説よろしくお願いします。
かしこまりー!
もう一つの小論文の構成法とは、ブログの中の人が勧める「PREP(プレップ)法」というものです。
PREP法を知っている方は通ですよ!
「PREP法?何それ?」
と思われた方が多数だと思います。
はい、いいですよ、そのリアクション。
実はあるところでよく見かける書き方なのです。
それは、よくネットやテレビなどのセールスで使われる、ビジネスをする人の間では有名な方法です。
またこれは、志望動機書や面接の答え方にも応用ができるという、大学受験を目指す上では優れモノの手法なのです。
PREP法とは何か?ということですが、それは、もううすうす気がつかれている方もおられると思いますが、文章を4つの部分に分け、それぞれの内容を英語でいうと「P」「R」「E」「P」となるということです。
では、その中身を紹介します。
PREP法の流れ
Point (結論・要点) 文章の結論を最初にいう 「◯◯は□□である。」
Reason (理由) 主張する事柄の根拠や理由を説明する 「なぜなら◯◯だからである。」
Example (具体例) その具体的な例を示す 「たとえば◯◯であれば□□である。」
Point (結論・要点) 最後に文章の結論をまとめる 「だから◯◯は□□である。」
たとえばダイエット食品のセールスで、こんなものはありませんか?
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「この前孫に会ったら、母親と間違われました。」(60代女性)
「昔着ていた服がすっぽりと入ってとても嬉しかったです。あ、もんぺね。」(90代女性)
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感想…
ブログ主も疲れてきたんだろう
ギクッ
読者の方で、こんな誘い文句に乗ったことがある人、挙sy…
やめなさい!
この文は4つに分かれていて、P・R・E・Pの順になっていますね。
PREP法で書くことのメリットは、
「簡潔に書ける」
「わかりやすく伝わる」
「型があるので、書き出すと早い」
などがあります。
たとえば「死刑制度についてどう考えますか?」という内容としては
- P(結論)
死刑制度は行うべきではない
- R(理由)
①「死刑囚」にも人権はある
②死刑制度を廃止している国が多い(とくに先進国)
③冤罪の危険性がある
④死刑にしても被害者側の人たちは救われたことになるのか?
- E(具体例)
①死刑を廃止した国で、死刑を廃止したから犯罪が増加したという例はかなり少ない
②死刑制度があれば犯罪が抑えられるという科学的根拠が実はない
- P(結論)
したがって、死刑制度を残す必要性はなく、廃止すべきである
とできるでしょう。これはあくまでも一例です。
文を書くときの参考にしてみてください。
小論文対策は3年生になる前から始めよう
小論文の対策を始めるのはいつかということについて、次に解説をします。
小論文対策を早めに始めなければならない理由
小論文は主に大学の「推薦型選抜入試(かつての推薦入試)」や「総合型選抜入試(かつてのAO入試)」で主に課せられるということを前述しました。
ということは、小論文の試験が実施されるのは、時期的には3年生の2学期です。
3年生になれば、学科試験対策、つまり各教科のテスト対策を強化していきます。授業のほとんどがそれに費やされていきます。小論文のための授業というのはほぼほぼありません。
つまり、お子さまが自分でその準備にあたるのが普通であるとされます。
では自力で、入試が差し迫った夏休み後に、慌てるようにして始めたとして間に合うのか?
という問題が起きます。
これは、遅すぎますね。
とくに部活動製であれば、試合やコンクールがありますから、いわゆる1学期中は受験に全振りはできないでしょう。
それなら、3年生になる前から、小論文対策は始めなければならないということがわかるでしょう。
けれどもそう言ってしまえば、3年生になった後でこの記事を読む方もおられるので、立つ瀬がなくなってしまいます。
ですから、対策はできるだけ早くといいます。
今SNSがお子さまの生活に浸透しており、「文を打って、発信する」というのが当たり前の毎日となっています。
ただ、あのSNSに投稿する内容って、「文」ですか?
小論文の試験に通用する書き方ですか?
主語・述語なんかはしっかり書けていますか?
何よりも主張は論理的ですか?
そう考えると、SNSに依存する人ほど、「癖」を治すのが大変なのです。
親御さんに質問します。
お子さまはちゃんと「文」で親御さんと話をしますか?
親御さんの言うことを、論理的にとらえてくれていますか?
大人に伝わる表現ができる、もっと言えば説得できるような文が書けるには、時間と訓練が必要なのです。
小論文の対策が早い場合のメリット
小論文対策が早いほど有利です。それは次のとおりです。
早めに準備することで時間的な余裕が生まれる
どの世界でもそうですが、早く始めるほど時間の面で余裕ができます。
もちろんたくさん書く練習が出来たり、関連分野のことを調べることもできたりします。
当然文の質も高くなっていくでしょう。
基礎力をしっかりと固めることができる
小論文試験では、論理的な思考力や文章表現力など、様々な基礎力が求められます。3年生になる前の段階から対策を始めることで、これらの基礎力をしっかりと固めることができます。基礎力が身につくことで、3年生になって本格的な対策に入る際にもスムーズに学習を進めることができます。
自信を持って受験に臨める
早めに対策を始めることで、小論文試験に対する苦手意識を克服し、自信を持って受験に臨むことができます。自信を持って試験に臨むことは、良い結果につながる重要な要素です。
小論文の試験の具体的な対策法
それでは、小論文の対策として、ご家庭でできることについて、以下のようにまとめました。
読書の習慣をつけさせる
読書は、論理的な思考力や表現力を養うために効果的な方法です。さまざまなジャンルの本を読むことで、知識を増やすこともできます。
また、文を書く試験では、文に慣れることがもっともシンプルな対策法です。
さて、そうなると、どの本を読むか?という問題になります。
そもそもお子さまが読書の習慣がないのであれば、ハードルは高めです。
それについて、つい先日、女優の芦田愛菜さんがこのように言ったというニュースを見かけましたので紹介します。
3日放送の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)では、女優の芦田愛菜さんが本の選びかたについて解説。
読書家ならではの芦田さんの選びかたが注目を集めています。
■“博士ちゃん”が本の選びかたを質問
同日の放送では、“神社仏閣博士ちゃん”こと、10歳の丸山裕加さんが登場し、憧れだと語る芦田さんへ「本を選ぶとき、どんな視点・気持ちで選んでいますか?」と選びかたについて質問。「わたしは国語テストの文章題…続きが気になってその続きの本を選んだりするんですけど、そんなことはありますか?」と話す丸山さんに、芦田さんは「あ~ありますね!」「めっちゃ分かる!」と強く共感します。
■展開が気になり、該当の作品探しへ
「国語の問題文ってちょっとしか読ませてくれない」「なにか始まりそうなところで終わっちゃって。『この先どうなるの?』みたいなのが多くて」と芦田さん。文章問題で引用されている部分は、出題用に「『これはどういう気持ちでこう向かってる?』で終わる」ことが多いそうで「途中で終わったら面白いところわかんない」と感じ、そこから該当の作品探しにつながるといいます。
芦田愛菜が語る“本の選びかた”に反響「わかる」「又吉さんもそんなことを…」
私もこの経験があります。
学校で行われた模試の試験監督をしていて、時間があるので、現代文の問題を開いてみて読んだら面白かったので、何ていう本だ?とかチェックをしたりしました。
過去一興味深かったのは、フランス料理の鍋と中華鍋の違いですね。
どうせ買わなかったでしょ?
いや、ブログ主はそんなことないよ!ですよね~
次いってみよー!
お子さまにはニュースを見せる
先日、私が行っている家庭教師先で、生徒さんが目指している国立大学の入試問題を、生徒さんと一緒にパソコンを開いて覗いてみました。
英語も国語も世界史も、今の時事問題に関連した問題が出ていたのです。
あるいは日本と世界のどこかの地域との関連を引き合いに出した問題です。
「見事やね…」
と、生徒さんと感想を言い合いました。
小論文の問題までは見ませんでしたが、恐らく小論文のテーマこそ、その傾向は強いでしょう。
世の中の動きを知る、これは社会人となればマストとなります。
逆にそのような知識がなければ、相手にされないでしょう。
それは大学入試から始まるのかもしれません。
家では手っ取り早い受験勉強として、ニュースを見せることをお勧めします。
もちろん見せるだけではダメです。
「このニュース、どう思う?」
「どこに問題があるのかなぁ?」
「どうすれば解決するのだろう?」
「我々にどう関係があるのかな?」
など、さまざまな投げかけができます。
もちろん親御さんご自身もそれについての答えは何らか持っておく必要があります。
意見が多角的であればあるほど、お子さまが小論文を書くスキルは上がっていきます。
小論文の書き方の本を読む
いくらたくさん文を書く練習ができたとしても、正しい書き方を知らなければ意味がありません。
書店へ行けば、小論文の書き方をまとめた本が販売されています。どのような思考をすることで、どのような文章にしていけばよいか、またどのような構成にすれば自然と書けるのかについて学べます。
書店で本を確認して、ネットで購入する手もあります。
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ステマ乙
小論文模試を受ける
3年生になれば、学校によっては「小論文模試」を受けられます。
分野・学部ごとに設定されたテーマについて、小論文を書きます。
それが添削され、点数化されますので、その文章をどう手直しすればもっと良い文になるのかをアドバイスしてもらえます。
自分一人で準備をするよりも、そのようなプロの目を通して、より良い文にできるチャンスがありますので、積極的に受けましょう。
このようなチャンスがあるのであれば、早く対策をはじめ、ある程度慣れてきたころに模試を受ければ、恐らく他の人に差をつけれていることを実感するのではないでしょうか。
2022年度入試で出題された小論文のテーマ
2022年度入試に出題された小論文の問題のテーマをまとめたサイトがありますので、詳しくはそちらをご覧ください。
河合塾 Kei-Net 2022年度 私立大学 小論文・総合問題 出題概要一覧
まとめ
小論文は非常に準備するのに時間がかかるものであり、学校においても丁寧には取り扱いません。
それだけに、できるだけ早めに準備を始めることをおすすめします。
そして、お子さまの思考力や表現力を、ご家庭で親御さんに引き上げていただきたいと思います。
もし、小論文のことでお困りのことがありましたら、コメントおよびお問い合わせメールなどによろしくお願いします。
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