大学受験を控えるお子さまを持つ親御さんにとって、共通テストの出願手続きは毎年頭を悩ませるイベントの一つではないでしょうか。特に2026年度からは、出願方法が大きく変わります。これまでの郵送出願からWeb出願へと移行するため、親御さんとしては「うちの子は大丈夫かしら?」と不安に感じるかもしれません。
ご安心ください。この記事では、2026年度大学入学共通テストのWeb出願について、最新情報をもとに、親御さんが知っておくべきポイントを分かりやすく解説します。お子さま任せにせず、親御さんも一緒に確認することで、出願手続きをスムーズに進め、安心して受験に臨めるようサポートしていきましょう。
2026年度共通テスト出願は「Web化」が原則に!
2026年度の共通テスト出願で最も大きな変更点は、Web出願が原則となることです。これまでは郵送での出願が主流でしたが、今後はインターネットを通じて手続きを行うことになります。原則として郵送での出願はできなくなりますので、親御さんはこの点をしっかりと把握しておく必要があります。
なぜWeb化されるの?
Web化の最大の目的は、出願手続きの効率化と、受験生・大学入試センター双方の負担軽減です。

まあ、共通テストの場合、40万や50万の人が受験するからね。
郵送による手続きでは、書類の準備や郵送にかかる時間、そして大学入試センターでの処理に多くの手間と時間がかかっていました。Web化により、これらのプロセスが簡素化され、より迅速かつ正確な出願が可能になります。また、受験生にとっては、24時間いつでもどこからでも出願できるという利便性が向上します。



特に離島の人なんかは、郵送して届くまでに日数がかかるから、今まで余裕がなかったよね。ネットなら場所に関係なく、しかも締め切りぎりぎりまで受け付けてもらえるのはありがたいね。
Web出願のメリットとデメリット
親御さんが学生だった頃は、ほぼほぼ願書は郵送だったはずですね。←半強制的な同意求め
郵便局まで走って行って、郵送手続きをしたものです。
今では、Web出願が普通になってきており、共通テストにおいてもその流れが来ました。
なかなか慣れない事でもあるのですが、これにはメリットとデメリットとがあります。それについてまずは紹介しましょう。
メリット
- 利便性の向上: インターネット環境があれば、自宅や学校など、場所を選ばずに手続きができます。また、24時間いつでもアクセスできるため、お子さまの都合の良い時間に出願作業を進められます。
- 手続きの迅速化: 郵送にかかる時間や手間が省け、出願から受理までのプロセスが迅速になります。これにより、締め切り間際でも比較的余裕を持って手続きを進めることが可能です。
- ミスの軽減: 入力フォームに従って情報を入力するため、記入漏れや誤字脱字といったヒューマンエラーを減らすことができます。また、入力内容の確認画面で最終チェックができるため、間違いに気づきやすくなります。
デメリット
- デジタル環境への依存: インターネット環境やパソコン、スマートフォンなどのデジタルデバイスが必須となります。これらの環境が整っていないご家庭では、準備が必要になります。
- 操作習熟の必要性: Webサイトの操作に慣れていないお子さまや親御さんにとっては、最初は戸惑うかもしれません。特に、顔写真のアップロードや検定料の支払い方法など、デジタルならではの操作に慣れる必要があります。
- 自己責任の増大: 郵送出願では学校の先生や予備校の担当者がチェックしてくれる場合もありましたが、Web出願ではお子さま自身が全ての責任を持って手続きを進めることになります。親御さんのサポートがこれまで以上に重要になります。



ネットを通して申し込みをするときは、本当にきちんと送れたのだろうかと、かなり不安に思うこともありますよね。よく確認をして作業をしましょう。
郵送出願は本当にできないの?
原則としてWeb出願となりますが、大学入試センターの発表によると、特別な事情がある場合には郵送での出願も認められるケースがあるようです。ただし、これはあくまで例外的な措置であり、基本的にはWeb出願を前提として準備を進めるべきです。特別な事情に該当するかどうかは、必ず大学入試センターの公式発表や「受験案内」で確認するようにしてください。
「Web出願」と聞くと、難しく感じるかもしれませんが、大学入試センターは志願者向けの説明動画を公開するなど、サポート体制を整えています。お子さまと一緒に動画を確認したり、操作方法を事前に把握しておくことで、慌てずに手続きを進めることができるでしょう。
重要な日程をカレンダーに!出願期間と検定料支払期間
Web出願では、いくつかの重要な期間が設定されています。これらの期間を正確に把握し、お子さまと共有することが、親御さんの大切な役割です。カレンダーに書き込んだり、リマインダーを設定したりして、見落としがないようにしましょう。



日程面は厳守です。どんな理由であっても、遅れては認められないことを認識しておいてくださいね。
マイページ作成期間:まずはここから!
•期間: 7月1日(火)10時00分~10月3日(金)17時00分
共通テストのWeb出願は、まず「マイページ」の作成から始まります。このマイページは、出願内容の登録、顔写真のアップロード、検定料の支払い、受験票の取得、そして試験後の成績閲覧まで、全ての手続きを一元的に行うための大切な場所です。お子さまがスムーズに手続きを進められるよう、この期間内にマイページを作成するよう促してあげてください。特に、夏休み期間中に作成を済ませておくと、9月以降の慌ただしさを避けることができます。
出願内容登録期間:入力は慎重に!
•期間: 9月16日(火)10時00分~10月3日(金)17時00分
マイページ作成後、この期間内に出願内容の登録を行います。志願者情報、顔写真データ、受験教科・科目などを入力・選択する重要なステップです。入力ミスがないよう、お子さまと一緒に、あるいは親御さんが最終チェックをするなど、複数人で確認することをおすすめします。特に、選択科目や氏名、生年月日などの基本情報は、一度登録すると変更が難しい場合があるため、細心の注意を払いましょう。
検定料支払期間:締め切り厳守!
•期間: 9月16日(火)10時00分~10月3日(金)23時59分
出願内容の登録が完了しても、検定料の支払いが期日までに完了しないと、出願は無効となってしまいます。これが最も注意すべきポイントです。オンラインでの支払いが可能ですが、システムトラブルや通信環境の不具合なども考慮し、必ず締め切りよりも数日、できれば1週間程度の余裕を持って手続きを完了させるように促しましょう。親御さんがリマインダーを設定してあげるのも良い方法です。クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easyなどの支払い方法が可能です。
出願内容確認・訂正期間:最後のチャンス!
•期間: 10月10日(金)10時00分~10月17日(金)17時00分
出願手続きが完了した後も、この期間にマイページから出願内容に誤りがないか、お子さまと一緒に最終確認をしましょう。もし誤りがあれば、この期間中に訂正が可能です。この期間を逃すと、原則として訂正はできませんので、お子さまに任せきりにせず、親御さんも積極的に関わってあげてください。
受験票取得・印刷期間:紙の受験票は必須!
•期間: 令和7年12月10日(水)10時00分から
Web出願になっても、試験当日は紙に印刷した受験票の持参が必須です。スマートフォンでの画面表示では試験会場に入場できません。お子さまが「スマホで見せればいいや」と勘違いしないよう、この点を強く伝え、必ず印刷し、大切に保管するよう促してください。予備として複数枚印刷しておくのも良いでしょう。受験票は、お子さまが受験生であることを証明する大切な書類です。紛失しないよう、保管場所を決めておくことも重要です。
事前準備が合否を分ける?!抜かりない準備で安心を
Web出願をスムーズに進めるためには、事前の準備が非常に重要です。親御さんも一緒になって、以下の項目を確認し、お子さまが安心して出願手続きに臨めるようサポートしてあげましょう。
「受験案内」の徹底的な読み込み:親子で共有する「公式ガイドブック」
大学入試センターから発行される「受験案内」は、共通テストに関する全ての情報が網羅された、いわば「共通テストの取扱説明書」です。出願手続きの詳細、試験科目、日程、検定料、注意事項など、お子さまが受験する上で必要な情報が全て記載されています。お子さま任せにせず、親御さんも一緒に目を通し、特にWeb出願に関する詳細な手順や注意事項、Q&Aなどを熟読しましょう。疑問点があれば、早めに大学入試センターに問い合わせるなどして解消しておくことが大切です。読み飛ばしや誤解がないよう、マーカーを引いたり、付箋を貼ったり、親子で共有のメモを作成したりするなど、工夫して活用することをおすすめします。
デジタル環境の整備:安定した接続と専用メールアドレスの確保
Web出願はインターネットを通じて行われるため、安定したインターネット接続環境にあるパソコン、スマートフォン、タブレットなどが必要です。手続き中に回線が途切れたり、動作が不安定になったりすると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。できれば、自宅のWi-Fi環境を見直し、有線LAN接続のパソコンなど、より安定した環境での作業を心がけましょう。また、出願期間中はアクセスが集中することも予想されるため、時間に余裕を持った手続きが重要です。
さらに、大学入試センターからの重要な連絡は、登録したメールアドレスに届きます。合否に関する連絡や、試験に関する緊急のお知らせなど、見落とすと大変なことになる情報も含まれます。お子さまが日常的に確認できるメールアドレスを準備し、以下のドメインからのメールが迷惑メールに振り分けられないよう、事前に迷惑メール設定を確認し、設定しておきましょう。可能であれば、受験専用のメールアドレスを新たに作成し、親御さんもそのメールを定期的にチェックできる体制を整えておくと、二重のチェックができて安心です。
次のドメインからメールが来ます
•no-reply@cen.dnc.ac.jp
•system@p01.mul-pay.com
•noreply@gmo-pg.com



ネット環境が十分でないために、登録し損なうというアクシデントが起きないように、事前に環境づくりをしておきましょう
検定料の支払い計画:親子で決めるスムーズな支払い方法
検定料の支払いは、Web出願の最終ステップであり、これが完了しないと出願は受理されません。クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easyなど、複数の支払方法が用意されています。例えば、クレジットカードであれば、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどを事前に確認しておく必要があります。コンビニエンスストアやPay-easyを利用する場合は、支払い期限や操作方法などを事前に確認し、必要な準備(例えば、コンビニの場所や営業時間、銀行口座の残高確認など)を済ませておくことが大切です。締め切り間際になって慌てて、ATMが混んでいたり、コンビニが閉まっていたりといった事態を避けるためにも、「いつ、どこで、誰が支払うのか」を具体的に決めておくと良いでしょう。



みらい、お父さんのクレジットカードを渡しておくから、おまえが支払いをしておきなさい。お父さんは仕事から帰るのが遅いからな。



わかった!



おまえ、これ今日までだっただろう?もっと早くにやっておけばよかったのに



今日までにできれば問題ないって!



お父さん、今日中に帰ってくるの難しいから、しっかりやっておけよ
父、家を出る。



クレカ使ったことないから、何か大人になった気分だなあ(ワクワク)
いざ手続き!



(ネット決済業者)クレジットカードの番号を入力してください



あ、この番号を打てばいいんだな。楽勝♪



次にセキュリティコードを入力してください



せ…せきゅりてぃ…?



………



え?どれ?どれ??



………



わからないよー!(泣)



翌日の0時になりました。手続きは終了します



待って!まだ済んでいないよー!
みらい君は、クレジットカードのセキュリティコードがわからず、時間内に手続きができませんでした。これによって、みらい君は共通テストを受けられなくなりました。
だって、クレジットカードには「セキュリティコード」という言葉が書かれていなかったからですね…
顔写真データの準備:プロの撮影で確実性と安心感を
出願時には、お子さまの顔写真データのアップロードが必要です。この顔写真には、サイズ、背景、表情、服装など、細かな規定が定められています。規定に合わない写真データは、再提出を求められたり、最悪の場合、出願が受理されない原因となったりする可能性があります。お子さまが自分でスマートフォンで撮影した写真では、背景に余計なものが写り込んだり、影ができたりして、規定を満たさない場合が多いため、写真館などでプロに撮影してもらうのが最も確実です。撮影時には、共通テストの出願用であることを伝え、規定に合ったデータ形式(JPEGなど)やファイルサイズで受け取るようにしましょう。早めに準備し、親御さんも一緒に規定に合っているか最終確認をしてあげることで、お子さまの不安を和らげることができます。
出願後も油断禁物!確認と受験票の取得
出願手続きが完了しても、まだ終わりではありません。出願内容の最終確認と、試験当日に必要となる受験票の取得・保管は、お子さまが安心して試験に臨むための非常に重要なステップです。親御さんも一緒に、以下の点に注意してサポートしてあげましょう。
出願内容の最終確認・訂正期間:最後のチェックポイント
•期間: 10月10日(金)10時00分~10月17日(金)17時00分
Web出願では、入力ミスを防ぐための機能が充実していますが、それでも人間が入力する以上、間違いが起こる可能性はゼロではありません。この「出願内容確認・訂正期間」は、お子さまの出願内容に誤りがないかを最終的に確認し、もし誤りがあれば訂正できる最後のチャンスです。特に以下の項目は、合否に直結する可能性があるため、複数人で慎重に確認することをおすすめします。
- 氏名・生年月日: 受験票と身分証明書の内容が一致しているか。
- 選択科目: 受験する大学・学部の指定科目と合致しているか、お子さまが受験を予定している科目と間違いがないか。
- 受験地: 希望する受験地が正しく選択されているか。
- 顔写真: アップロードした顔写真が規定通りか、お子さま本人の写真か。
この期間を逃すと、原則として訂正はできません。お子さまに任せきりにせず、親御さんも一緒にマイページにログインし、一つ一つの項目を丁寧にチェックしてあげてください。見慣れた親御さんの目だからこそ気づく間違いもあるかもしれません。
受験票の取得と印刷:試験当日の「命綱」
•取得・印刷開始期間: 令和7年12月10日(水)10時00分から、マイページで受験票が取得できるようになります。
Web出願になっても、共通テストの試験当日は紙に印刷した受験票の持参が必須です。スマートフォンでの画面表示では試験会場に入場できません。この点は、デジタルネイティブのお子さまほど見落としがちなので、親御さんから強く伝え、必ず印刷して大切に保管するよう促してください。
受験票に関する注意点
- 複数枚印刷: 万が一の紛失や破損に備え、自宅用、お子さまの通学カバン用、親御さんの控え用など、複数枚印刷しておくことを強くおすすめします。
- 保管場所の決定: 試験当日まで紛失しないよう、お子さまと一緒に「受験票の保管場所」を決めておきましょう。クリアファイルに入れる、ファイルボックスに保管するなど、お子さまが管理しやすい方法を選んでください。
- 写真の確認: 受験票に印刷された顔写真が、お子さま本人と一致しているか、鮮明に印刷されているかを確認しましょう。写真が不鮮明だと、本人確認に時間がかかったり、最悪の場合、受験できないといったトラブルにつながる可能性もあります。
- 裏面の確認: 受験票の裏面には、試験に関する重要な注意事項や、会場へのアクセス方法などが記載されている場合があります。お子さまに目を通すよう促し、不明な点があれば一緒に確認しましょう。
受験票は、お子さまが共通テストを受験する上で最も大切な書類の一つです。出願手続きが完了したからといって安心せず、最後まで気を抜かずに、親御さんのサポートをお願いいたします。
親御さんだからこそ気づける!見落としがちな重要ポイント
Web出願は、お子さま自身が手続きを進めることになりますが、親御さんのサポートが不可欠です。特に、以下のような「気づきにくい点」に注意を払うことで、お子さまの負担を減らし、安心して受験に集中できる環境を整えることができます。
お子さまとの密な連携と進捗確認:一人で抱え込ませないで
Web出願は個人単位で行われるため、お子さまが主体的に手続きを進めることになります。しかし、重要な情報を見落としたり、締め切りを忘れてしまったりする可能性もゼロではありません。親御さんから定期的に進捗を確認し、困っていることがないか、積極的に声をかけてあげましょう。お子さまが「大丈夫」と言っても、念のため一緒にマイページを確認したり、スケジュールを共有したりするだけでも、お子さまは心強く感じるはずです。特に、受験勉強で忙しい時期は、出願手続きにまで気が回らないこともあります。親御さんが「秘書役」として、必要な書類の準備やスケジュールの管理をサポートしてあげることで、お子さまは安心して勉強に集中できます。
締め切り厳守の徹底と余裕を持った行動:万が一のトラブルに備える
特に検定料の支払いは、締め切りを1分でも過ぎると出願が無効になってしまいます。Web出願では、オンラインでの支払いが可能ですが、システムトラブルや通信環境の不具合なども考慮し、必ず締め切りよりも数日、できれば1週間程度の余裕を持って手続きを完了させるように促しましょう。親御さんがリマインダーを設定してあげるのはもちろん、お子さまが支払い完了の連絡をしたら、親御さんも支払い状況を一緒に確認してあげると安心です。また、支払い方法によっては、コンビニエンスストアや金融機関の営業時間、ATMの混雑状況なども考慮に入れる必要があります。ギリギリになって慌てないよう、早めの行動を心がけましょう。
メールアドレスの適切な管理:重要な連絡を見逃さないために
大学入試センターからの重要な連絡は、登録したメールアドレスに届きます。合否に関する連絡や、試験に関する緊急のお知らせなど、見落とすと大変なことになる情報も含まれます。お子さまが日常的にチェックするメールアドレスを登録させ、迷惑メールフォルダに振り分けられないよう、事前に設定を確認し、定期的に受信トレイをチェックする習慣をつけさせてください。可能であれば、受験専用のメールアドレスを新たに作成し、親御さんもそのメールを定期的にチェックできる体制を整えておくと、二重のチェックができて安心です。特に、受験期間中は、大学からの重要なメールが多数届く可能性がありますので、メールボックスの容量にも注意を払いましょう。
顔写真データの準備は早めに:規定遵守でスムーズな出願を
Web出願では、顔写真のデータアップロードが必要です。写真の規定(サイズ、背景、表情など)は細かく定められており、不備があると再提出を求められ、出願が遅れる原因となります。お子さまが自分でスマートフォンで撮影した写真では、背景に余計なものが写り込んだり、影ができたりして、規定を満たさない場合が多いため、写真館などでプロに撮影してもらうのが最も確実です。撮影時には、共通テストの出願用であることを伝え、規定に合ったデータ形式(JPEGなど)やファイルサイズで受け取るようにしましょう。早めに準備し、規定に合っているか親御さんも一緒に最終確認をしてあげることで、お子さまの不安を和らげることができます。万が一、写真に不備があった場合でも、撮り直しの時間を確保できます。
受験票は「紙」で!:デジタル時代だからこそアナログの重要性
デジタル化が進む現代ですが、共通テストの受験票は、試験当日に紙に印刷して持参することが義務付けられています。スマートフォンでの画面表示では入場できません。この点は、デジタルネイティブのお子さまほど「なぜ?」と感じ、見落としがちなので、親御さんから強く伝え、必ず印刷して大切に保管するよう促してください。予備として複数枚印刷しておくのはもちろん、試験会場への持ち運び方や、試験中の保管方法などもお子さまと一緒に確認しておくと良いでしょう。受験票は、お子さまが受験生であることを証明する大切な書類であり、試験会場での本人確認に不可欠です。
「情報I」の導入と影響:新しい科目への対応をサポート
2025年度から「情報I」が共通テストの出題科目に加わりました。これは2026年度の受験生にも影響する可能性があります。お子さまの志望大学や学部によっては、「情報I」が必須科目となったり、選択科目として加点対象になったりする場合があります。親御さんもこの変更点を把握し、お子さまの受験科目選択に影響がないか、早めに大学の募集要項などを確認し、必要であれば対策を検討するよう促してあげてください。新しい科目への対応は、お子さま一人では難しい場合もありますので、親御さんの情報収集とサポートが重要になります。必要であれば、予備校の相談会に参加したり、学校の先生に相談したりするなど、積極的に情報収集を行いましょう。
まとめ
2026年度の大学入学共通テストの出願は、Web化という大きな変化があります。親御さんにとっては、お子さまの受験をサポートする上で、これまで以上に情報収集と細やかな気配りが求められることになります。
しかし、これらの変更点を事前に理解し、お子さまと協力して準備を進めることで、出願手続きは決して難しいものではありません。むしろ、Web化によって、より効率的に、そして正確に手続きを進めることができるようになるでしょう。
お子さまが安心して受験に臨めるよう、親御さんの温かいサポートが何よりも大切です。この記事が、親御さんの不安を少しでも解消し、お子さまの受験を力強く後押しするための一助となれば幸いです。頑張るお子さまを、親御さんの愛で支えてあげてください。
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